インドネシア在住日本人、インドネシア語を学ぶ日本人の中で、知らない人はいない有名人
加藤ひろあきさん!
加藤ひろあきさんのご活躍を通してインドネシアについての知識が深まった方、加藤ひろあきさんのハイスペックなインドネシア語を目標にインドネシア語を学ぶ方も多いのでは?
今回は、インドネシアでマルチに活躍する加藤ひろあきさんについて、改めてご紹介します!
加藤ひろあきさんって何者!?
ミュージシャン、翻訳家、通訳、タレント、MC、と複数の肩書を持つ加藤ひろあきさん。インドネシアと日本を股にかけ、多彩な活動を行なっています。
日本と関わるインドネシア人、インドネシアと関わる日本人の中で、知名度はおそらく100%!
ある時はインドネシアの有名アーティストと一緒に歌い、ある時は日本の大学で講演を行なっていたかと思えば、ある時は日本のテレビ番組に出演している。
加藤さんだけ、1日50時間ぐらい与えられていますよね?と疑ってしまうマルチぶりです笑
加藤ひろあきさんの幅広い活躍について、アレもコレも紹介したいのですが、この記事では「ミュージシャンとしての顔」、「翻訳家・通訳としての顔」、「タレント・MCとしての顔」の代表的なご活動を紹介します!!
ミュージシャンとしての顔
加藤ひろあきさんと言えば、バティックを着てギターを弾きながら歌う姿が印象的!
優しい歌声と、愛が詰まった歌詞は、聴く人を温かい気持ちにさせます。
アルバム「Hiroaki Kato」
まずミュージシャンとしての顔を知るには、2017年3月リリースのアルバム「Hiroaki Kato」を要チェック!
このアルバムには、オリジナル作品8曲と、インドネシアの名曲”Ruang Rindu”の日本語バージョン、「涙そうそう」のインドネシア語バージョンが収録されています。
曲調も言語も様々な10曲で構成されていて、曲ごとの変化が楽しいアルバムです。
オフィシャルサイトに各曲の曲解説が載っていて、この解説を読んだだけでちょっと感動してしまいます。
ちなみに私のお気に入りの曲は、”Beda Selera”。互いの好みが違っても、認め合えるって素敵なことだな〜と感じられる一曲。インドネシア料理の名前がたくさん出てくるので、この曲を聴くと食欲アップ効果も!?笑
インドネシア語で歌う日本の名曲
先ほど紹介したアルバム「Hiroaki Kato」に収録されている「涙そうそう」インドネシア語バージョンなど、加藤さんはJpopをインドネシア語に訳して歌うことも。
上に載せた動画はスキマスイッチ「奏」のインドネシア語バージョン。加藤ひろあきさんの奥様で、バンドMoccaのボーカルArinaさんも参加しています❤️
日本語歌詞とインドネシア語歌詞の字幕があるので、意味を比較しながら聴くのも◎
Aku mencari kata yang akan bisa mengganti sayonara
“KANADE”歌詞より
さよならに代わる言葉を僕は探してた
インドネシア語訳の中で、敢えて
“sayonara”は日本語のまま歌うのが、自然で、切なくて、大好き。
「涙そうそう」、「奏」の他に、「花は咲く」のインドネシア語バージョン”Bunga-bunga bermekaran”も感動的ですよ〜!!
日本語版インドネシアポップス
2004年にジョグジャカルタで結成されたバンドLettoの名曲”Ruang Rindu”の日本語&インドネシア語バージョン。加藤さんとLettoのボーカルNoeさんのハーモニーがとても耳心地良い。
この他にも、数々のインドネシアポップスを日本語に訳して歌ったり、インドネシアの歌手たちに日本語歌詞を提供しています。
加藤さんが訳した「日本語版インドネシアポップス」の中でも、有名な曲の一つがTulusの「くつ(Kutsu)」。
代々木公園で行われたインドネシア市民友好フェスティバルで、Tulusと加藤さんが二人で歌っている貴重な映像。
私自身、加藤さんが歌う日本語バージョンがきっかけで、知ったインドネシアポップスがたくさんあります。インドネシアポップス日本語カバーは、インドネシアポップスの可能性を広げる、素敵な活動だなと思います。
音楽活動のルーツ
歌手として活躍する加藤ひろあきさんの、インドネシアでの音楽活動のルーツは、ジャワ島中部地震だそう。
留学中、ジャワ島中部地震に被災。6000人以上亡くなった中、生き残った意味を考え、救援物資と音楽を被災地に届けるボランティアを行ったそうです。
そういった経験が基にあるからか、加藤さんの曲には日常の愛おしさが感じられる作品が多いな~と思います。これからも素敵な作品楽しみにしています!
翻訳家・通訳としての顔
上智大学でインドネシア語指導の経験もある加藤ひろあきさん。その高いインドネシア語力を活かし、翻訳家・通訳としても活躍しています。
先ほど紹介した、「Jpopをインドネシア語に」、「インドネシアポップスを日本語に」翻訳するのも、もちろんご本人。
その他にも意外なものを訳してます👇👇
「あたりまえ体操」を翻訳!
2014年頃、お笑い芸人COWCOWの「あたりまえ体操」がインドネシアで大ヒットしていたのをご存知でしょうか。
そのヒットの立役者が、加藤ひろあきさん!「あたりまえ体操」を”Senam yang iya iyalah”としてインドネシア語に翻訳。
真似しやすくてクセになる動きがインドネシアでも人気を博しました。さらにCOWCOW多田さんがJokowi大統領に似てることでも話題になりました笑
書籍の翻訳
翻訳家として、書籍の翻訳も行っています。
2013年、ベストセラー小説「Laskar Pelangi」を「虹の少年たち」として翻訳。
また、2019年には、インドネシア現代文学を代表する女性作家ディー・レスタリの短編集「Filosofi Kopi」を「珈琲の哲学」として翻訳されています。
どちらもインドネシアで有名な作品なので、読まなきゃ!!
タレント・MCとしての顔
インドネシアでのテレビ出演
インドネシアでの日本関連番組・イベントの司会といえば、加藤さん!
これまで、日本文化を紹介するインドネシアのテレビ番組「JIPHORIA」のホストを担当したり、日本インドネシア国交樹立60周年記念イベント「Indonesia Japan Music Festival 2018」で総合司会を務めたりと、数々の番組やイベントに参加しています。
日本でのテレビ出演
最近は、日本のテレビ番組にも出演し、日本のお茶の間にも、インドネシアのホットな情報を届けていただいています!
TBS「世界くらべてみたら」では、「癖の強いレポーター軍団」の一員として、インドネシアの情報を紹介!
日本テレビ「マツコ会議」では、「東南アジアで大成功した人々」という特集で、奥様のアリーナさんと一緒に出演し、マツコさんから鋭いインタビューを受けていました。
加藤さんのブログで「マツコ会議」出演の裏話を紹介していて面白いです!!
加藤さんが、日本のメディアで楽しくインドネシア情報を紹介することで、日本人がもっともっとインドネシアに興味を持つきっかけになると思います😆
祝!「在外公館長表彰」受賞
ここまでご紹介したとおり、インドネシアと日本の架け橋として、様々な活動をされてきた加藤ひろあきさん。
2021年、インドネシアと日本の友好関係等に貢献した個人や団体に贈られる「在外公館長表彰」をみごと受賞されました。受賞、おめでとうございます!
加藤さんがブログに書いてた、受賞時の着物に関するお話が素敵。インドネシアに渡航した時の夢を持ち続け、初志貫徹した加藤さん。誰が見ても今回の受賞に相応しいと思います!!
そして、なんとびっくり。加藤さん、私のこの弱小ブログのために、受賞式の写真を「よかったら、使って」と快く送っていただきました!
こういう懐の広さも加藤さんがファンの方々から慕われ続けている所以だと感じました。
加藤さん、テリマカシ🙏
SNSやブログ 要チェック!
今後の番組出演情報、ライブ情報などは、SNS、ブログ、YouTubeを要チェック!
お忙しい中でもSNSやブログを更新し続けていて、本当に尊敬します。
オフィシャルウェブサイト
オフィシャルサイトで、新曲リリース情報や、テレビ番組出演情報などをチェック!
ブログ
https://ameblo.jp/hiroakikato39/
ブログでは、加藤ひろあきさんが日々考えていることを垣間見ることができます😄
Twitterをフォローして、ブログやラジオの更新情報などをタイムリーにキャッチ!
この投稿をInstagramで見る
Instagramには、ハロウィンのコスプレ写真やサッカーの写真など、楽しい写真が盛り沢山!
YouTube
YouTubeでは、MVやVlog、ライブストリーミングのアーカイブを見ることができます。
ライブストリーミングは、文字書き起こしの機能を使っているので、私のように「インドネシア語の聴き取りは不安」という人でも安心。
ラジオ
ラジオでは、日常の何気ない話題から、インドネシアの時事ネタまで、豊富なトピックをお話しされてます!
最後に
この記事を書きながら、加藤さんの生き方って結構、時代の最先端なのではと思いました。
加藤さんは、ミュージシャン、翻訳家、タレント、MCなど複数の肩書きがあって、それぞれの活動が全部繋がってます。
「翻訳家」として日本語に翻訳したインドネシアポップスを、「ミュージシャン」として歌ったり。「MC」として出演したイベントで、「通訳」をしたり、「ミュージシャン」として歌ったり。
「マツコ会議」では「本業はほぼない」とマツコさんに言われてましたが、きっと加藤さんの本業は「ミュージシャン」とか「通訳」とかいう職業名では表せなくて、本業「インドネシアと日本を繋ぐ仕事」なんですよね。
加藤ひろあきさんが複数の肩書きを持っているのは、「インドネシアと日本を繋ぐ」という目的のために出来ることを、分け隔てなくチャレンジしてきた結果。
そして、普通なら色んなことに手を出すと中途半端になってしまいがちなのに、加藤さんが全方面で活躍しているのは、きっとそれぞれの活動を上手く結びつけてシナジー効果を生み出してきたからなんだろうな、と思います。
人生100年時代と言われ、会社員でも副業を始めたりと、生き方が一つに収まらないのが当たり前になりつつある時代。加藤ひろあきさんはすでにその生き方•働き方の最先端の遥か先を行っている気がしました。
加藤ひろあきさんの益々のご活躍を楽しみにしています!!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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