日本に住む中国人は、70万人以上。これは東京都大田区の人口に匹敵するほどの数です。
70万人の「在日中国人」をターゲットにしたビジネスはそれなりの経済規模になるでしょう。「在日中国人向けビジネス」という、日本在住の日本人でも知らない、経済圏が日本に存在するのです。
今回は、私の友達の在日中国人がおすすめしてくれた、在日中国人向けデリバリーアプリ、和和优选についてご紹介してみたいと思います!
デリバリーアプリ和和优选とは
「和和优选」は、野菜や肉などの食材を自宅まで届けてくれる在日中国人向けデリバリーアプリです。
インスタント食品、野菜、果物、肉、海鮮など様々なカテゴリーの食材が掲載されています。
このアプリを教えてくれた中国人の友達曰く、日本の普通のスーパーでは買えないような中国食材が揃っているということで、重宝しているそうです。
和和优先で注文できる珍しい食材
和和优先で見つけた珍しい食材の一部をご紹介します。
たとえば、フルーツだとリュウガン(龍眼)や、ヤマモモなど。中国人のお友達がこのアプリで注文したヤマモモをくれて、私は人生初のヤマモモを体験したのですが、酸っぱくて美味しかったです。
中国お菓子の定番、ひまわりの種も。
中国ではお馴染みの、調味料も売ってます。
お肉も、種類が豊富なのですが、鴨の顔の肉とか、牛の蹄とか、「さすが中国食材!」という生々しさなので写真は割愛。。
雑感
私もシンガポールに住んでいた時に、たまに日系スーパー(明治屋)でサトウのごはんを買ったり、醤油を買ったりしてました。チキンライスも美味しいけど、やっぱり日本の味が恋しくなる時はある。
在日中国人たちも、同じようにたまには祖国の味が恋しくなって、和和优选で中国食材を頼んだり、池袋や川口でガチ中華を食べるのでしょう。特にコロナ禍で中々中国に帰れない状況の中なのでなおさらです。
こうやって、在住外国人の方々が増えたり、海外の文化が流入していることについては、様々な意見があるかもしれません。池袋の西口一帯は、本当にここ日本か!?と思うほどに、日本らしさがない通りすらあります。
私の個人的な意見ですが、在住外国人の方々が増えて海外の文化が日本に根付くことは、日本人にとっても選択肢が広がって良いことなのではないかな〜と思います。旅費をかけてわざわざ中国に行かなくても、日本で本場に近い中華料理屋や中国食材を体験できて、自分の舌に合うものもあれば、合わないものもきっとあって。より手軽に新しい体験ができるようになることや、お気に入りの食べ物が増える(かもしれない)ことは、素敵なことなんじゃないかなと思います。
さすがに和和优先で中国食材を注文するのはちょっとハードルが高いけど…。
和和优选で頼んだヤマモモを教えてくれた中国人の友達。
生まれた国がたまたま違ってきたから、食べてきた食事も違うけど、同じ時代に日本に住んでる「日本在住民」というステータスは同じ。
今度は私が、彼女にとって初めてのタコ焼きパーティーを開催してあげようかな、と思います。
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