インドネシア有名音楽プロデューサーCandra Darusman(チャンドラダルスマン)が日本のメディアに登場!

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1980年代のインドネシアポップスシーンを牽引した伝説のバンドChaseiro(チャセイロ)のメンバーであり、インドネシアを代表する音楽プロデューサーCandra Darusman(チャンドラ ダルスマン)。

なんと!そんなCandra Darusman氏が、2025年から新たに始動した日本の音楽賞Music Award Japan(MAJ)にインドネシア代表として出演していました。

動画の1:47:15あたりのところで、Candra Darusman氏がトロフィーを受賞する様子が映っています。Candra Darusman氏が出演したのは、アジア6各国の楽曲を讃える海外特別賞。Candra Darusman氏は、インドネシアの音楽賞AMI Awardを代表して登壇したようです。

「Candra Darusmanが日本のメディアに出演している!!」と思ったのは、私を含めまだ10人ぐらいしかいないかもしれません。海外特別賞の受賞シーンはYouTubeでは映っていますが、NHKでの放送時にはカットされてしまっていたので、まだインドネシアポップスが日本でメジャーになるには長い道のりと言えるでしょう。

もっとより多くの方にCandra Darusmanやインドネシアポップスの凄さを知っていただきたく、この記事ではCandra Darusmanが手がけた数々の名曲をご紹介します。

Candra Darusmanの名曲紹介

Kau

Candra Darusmanの代表曲といえば、Kau(インドネシア語で”君”という意味)。
切なさと希望が入り混じる、しっとりとしたバラード曲です。

この曲自体は1980年代の曲なのですが、数多くのアーティストにカバーされ歌い継がれています。
以下の動画では、歌手のRafi Sudirmanがカバーし、Candra Darusmanがピアニストとして参加しています。ジャズ風の曲調でありつつも、オーケストラが加わった壮大なアレンジとなっており、聞き応えがあります。

- YouTube
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インドネシアポップスの魅力の一つは、1曲を大事に大事に、いろんなアーティストが様々なアレンジを加えて歌い継いでいく文化だと思います。アレンジの発想が本当に豊かで、1曲で何度も美味しいのがインドネシアポップスの楽しさでもあります。

Kekagumanku

次に紹介するのは、先ほどのバラードとは打って変わって明るい曲調が特徴的なKekagumanku。
管楽器の伴奏がとても豪華で華やかな一曲です。

この曲は、私の好きなインドネシアポップスのトップ10に入る曲で、以下の記事でも紹介しています。

Perkenalan Perdana

お次は、一目惚れの甘酸っぱい感情を歌ったPerkenalan Perdana。

歌手Monita Tahaleaもカバーしたバージョンも、とってもキュートで素敵なので、併せて聞いてみてください。

Perjumpaan Kita

ここまで紹介した曲は、80年代のCandra Darusmanの曲でしたが、Perjumpaan Kitaは2019年にリリースされた比較的新しい曲。

おしゃれなカフェで流れてそうなボサノバ調の曲です。女優のDian Sastrowardoyoとコラボしたことでも話題になり、インドネシアの音楽賞AMI Awardで2021年にベストコンテンポラリージャズアーティスト賞を受賞しています。

ちなみにDian Sastrowardoyoが歌った楽曲で言うと、”Serenata Jiwa”という曲もとてもおしゃれな曲で、下記の記事でも紹介しているので是非!

Candra Darusman率いるChaseiroについて

Candra Darusmanがメンバー・作曲家として率いていたバンドChaseiroも、名曲揃いの素晴らしいバンドです。以前、以下の記事で紹介していたのでChaseiroのことも知ってCandra Darusmanをより好きになりましょう!!

最後に

来年も、Music Award JapanにCandra Darusman氏が出演するのか?、どんなインドネシアポップスが紹介されるのか?、今から楽しみです。
ぜひ、地上波で放送される日を心待ちにしたいと思います。