餃子、炒飯、麻婆豆腐に青椒肉絲・・。これらの日本人に馴染みのある定番中華料理だけでなく、本格的でディープな中華料理を味わえるお店、いわゆる「ガチ中華」がここ数年注目を集めています。
中華料理の奥深さのゆえんは、まさに中国の国土面積の大きさにあると思います。日本の26倍を誇る国土面積の中には当然、気候や土壌の地理的環境が異なる様々な地域があり、そうした環境の多様性は生育可能な農作物や家畜の差に繋がり、地域ごとの特色豊かな料理を生み出してきたのだと思います。
そんな地域色豊かな中華料理を、中国全土を旅行しながら巡りたいものですがなかなか全ての地域に旅行に行くことはできません。どんな料理が待っているかもよくわからないし・・。そこで、いつかの中国旅行の予習として、中国のあらゆる地域の料理を都内で探してみよう!と思いました。
果たして、中国全ての省*の中華料理を食べることはできるのでしょうか!?というかそもそも都内にあるのでしょうか?この企画を達成する頃には中国ツウになるとともに、太っちゃうんでしょうか!?省*ごとに食べた料理を随時更新していきますので乞うご期待!
(*省のみならず22省、5自治区、4 直轄市、2 特別行政区をなるべく含むよう頑張ります、と自らの首を絞める・・)
中国の行政区分の概要・更新状況
中国の行政区分には以下の22省、5自治区、4 直轄市、2 特別行政区があります。料理を食べに行って更新した地域には[更新済み]を付けていきます。
北京市、天津市、河北省、山西省、内モンゴル自治区、遼寧省、吉林省、黒竜江省、上海市、江蘇省、浙江省、安徽省、福建省、江西省、山東省、河南省、湖北省[更新済]、湖南省、広東省、広西チワン族自治区、海南省、重慶市、四川省、貴州省、雲南省[更新済]、チベット自治区、陝西省、甘粛省、青海省、寧夏回族自治区、新疆ウイグル自治区、香港、マカオ
いざ、都内で中華料理巡り!!
湖北省
珞珈壱号(銀座)
中国のちょうど中央部に位置する、湖北省。北京・上海・広州・成都といった主要都市に高速鉄道(高鉄)で最短3時間半~4時間程度でアクセス可能な交通の要塞なのだそうです。最短3時間半でもアクセスが良いと言えるのが、中国の国土がデカさを物語っています。省都はコロナウイルスが発見されたことで有名になってしまった、武漢市です。
そんな湖北省の料理が都内で食べられる珍しいお店が、銀座の『珞珈壱号』(かっかいちごう)というお店。https://www.kakka-ichigo.com/
銀座SIXが窓ガラス越しに見える、最強な立地。店内は緑色のランタンや鳥籠風の(?)椅子など、インテリアにこだわっていておしゃれな雰囲気なので、女子会にも良さそうです。個室の円卓席もあるよう。
ここのお店に連れて行ってくれた中国人の友人がおすすめしていたのが、武漢名物の熱乾麺。坦々麺、刀削麺、ジャージャー麺と並ぶ中国五大麺の一つなのにも関わらず、まだ日本での知名度が低い、隠れグルメ。
もちもちの麺が黒胡麻ペーストで味付けされ、豚肉やピーナッツ、パクチーなどの具材も豊富でクセになる味。黒胡麻の味が濃厚で、やみつきになる味。これを武漢の人たちは朝ご飯に食べるそうなのですが、確かにそこまで脂っこさもなく食べやすいし、黒胡麻の香りが食欲をそそるので朝からスタミナがつきそう!
もう一つの武漢名物、蓮根とスペアリブのスープも食べました!蓮根は湖北省の特産品だそうで、ホクホクの蓮根が美味しかったです。辛い料理が多い中、舌が癒される優しい味付けでした。
湖北省料理が珍しくて好奇心をそそるし、全ての料理が美味しかった。是非また行きたいお気に入りのお店になりました!
雲南省
食彩雲南(四谷三丁目)
都内で雲南省料理が味わえる貴重なお店。米でできた麺と橋をモチーフにした食器に盛り付けられたトッピングが豪華な「過橋米線」や、水4-5時間煮込んだ薬膳スープ「汽鍋」など健康的で珍しい雲南省の伝統料理が味わえます。
このお店には行くたびに体力を回復させてもらっています。詳しくはこちらの記事で紹介しています。