中国で大人気の映画シリーズ「唐人街探案」が遂に2021年7月9日、日本に上陸!
シリーズ3作目、東京が舞台の「唐人街探偵 東京MISSION」は、妻夫木聡や長澤まさみら、豪華日本人キャストも出演!
今回は、東京編を見る前に知っておきたい、シリーズ1、2作目のあらすじや、私が見た感想をご紹介します。
唐人街探案とは?
中国で大ヒットを記録する人気コメディサミステリーシリーズ。秦风(チン・フォン)と唐仁(タン・レン)の探偵コンビが、世界の中華街を舞台に謎を解決していく。2015年公開のシリーズ1作目はバンコク、2018年公開の2作目はニューヨーク、2021年公開の3作目は東京が舞台。
3作目「唐人街探偵 東京MISSION」の中国での口コミは、こちらにまとめています。
主人公2人の探偵コンビ
シリーズの主役は、2人の個性派探偵。
秦风(チン・フォン):毎回、事件の謎を解決に導く名探偵。吃音症で緊張すると滑舌が悪くなる。記憶力抜群で頭はキレるが、警察の採用試験に失敗し、叔父の唐仁(タン・レン)と探偵として活動することに。父親が牢屋におり、犯罪に興味を持った。
唐仁(タン・レン):秦风(チン・フォン)の叔父。バンコクで探偵を名乗って生活をしているが、実際は美女にしか興味がないインチキ探偵。風水の知識があり、たまにその知識が事件解決に役立つことも。訛りが強い話し方も特徴。妻に不倫されたことがきっかけでタイに移住した。
唐人街探案1、2のあらすじと感想
「唐人街探案」の1作目と2作目は、日本で公開されていません。シリーズものとはいえ各回完結の作品なので、3作目「唐人街探偵 東京MISSION」を見ようと思っている方は、前作までを見ていなくても十分楽しめると思います。
が、前作までの流れを知って、より楽しみたいという方向けに、あらすじと感想をご紹介します!
唐人街探案1のあらすじ
警察志望の秦风(チン•ファン)だが、面接試験に落ち、気晴らしにタイに住む叔父・唐仁(タン・レン)のもとを尋ねる。
唐仁(タン・レン)はタイの中華街一の探偵と名乗っているが、実際はお馬鹿なエロオヤジ。失望した秦风だが、なぜか唐仁が警察に追われており、よく分からないまま一緒に逃亡することになる。
唐仁が警察に追われていたのは、骨董商殺害の容疑をかけられたからだった。確かに、骨董商殺害の当日、何者かに荷物を運ぶよう指示された唐仁は骨董商の家に行っていたが、殺害はしていないと主張する。
秦风と唐仁は、警察から追われる中、骨董商から金塊を手に入れるはずだった中華街のゴッドファーザーからも、5日以内に事件を解決しないとワニの餌にすると脅される。秦风と唐仁の探偵コンビは、事件の真相追求のため、バンコクの中華街を奔走する。
唐人街探案2のあらすじ
唐人が結婚式を挙げると聞き、ニューヨークに来た秦风。しかし、会場に着くと様々な国籍の見知らぬ人々が。
唐人が秦风をニューヨークに連れてきた本当の目的は、世界の探偵が集まる謎解き大会に参加し、優勝賞金を手に入れるためだった。
各国から集まった探偵は、ネットの探偵ゲームCRIMASTERのランキング上位者。秦风は、そのゲームで世界2位の座にいた。その中には、妻夫木聪演じる、日中ハーフ探偵の野田昊(あきら)の姿も。しかし世界1位のQの姿がない。
この大会の主催者は、孫を殺した犯人を一番先に探しあてた人に優勝賞金500万ドルを渡すと言う。そして、探偵たちは現場に残された手掛かりを基に、犯人は左利きであること、数日前に起こった別の事件と関連性があることを突き止める。
唐人や秦风が、事件解明を急ぐ中も連続殺人は進行し、新たな被害者が出てしまう。そして、連続殺人の法則性を見つけた秦风は、次の被害者となりうる人が、身近な人物であることに気づいてしまう。
連続殺人の法則性とは。そして姿を見せないQとは誰なのか。。
唐人街探案1、2の感想
「唐人街探案」の1作目、2作目ともコメディ要素満載で、随所で笑えます。唐仁のおバカキャラ、訛りの強い中国語も愛くるしい!!
毎回共通して出てくるお決まりのネタも楽しいです。例えば、秦风と唐仁が敵に詰められてるピンチな時に、敵を差し置いて秦风と唐仁の間で口論が始まるシーンとか。視聴者に「待ってました」と思わせる工夫が、ドリフとかダチョウ倶楽部に通ずる面白さ。
コメディ要素が強めなのと、逃げるシーンが多いので、探偵映画として肝心の推理部分は、ミステリー映画としては比較的少なめ。最終的には、秦风が謎を紐解いていく姿が痛快ですが、その過程で唐仁が持ち歩いている方角探知機(?)で方角を言い当てたりと、完璧な推理だけで解決が導かれるわけではないので、推理を楽しみたいミステリー好きの人には少し物足りないかも。
個人的にはシリーズ1作目の方が笑った部分が多くて、2作目の方がトリックが好き。2作目は妻夫木聡も出演していて、妻夫木聡の中国語が新鮮でした!
レトロな劇中歌にも注目!
劇中に時折り登場するレトロ中華ポップス。古臭さが逆にお洒落な雰囲気を醸し出しています。
シリーズ1、2作目両方で流れる曲「往事只能回味」。
シリーズ2作目では、「粉紅色的回億」。なぜか唐仁がコワモテ白人男性とこの曲に合わせて踊る羽目になってしまいます。
2作目から3作目東京編への繋がり
2作目では、各国から集められた探偵達の1人としてニューヨークに来ていた日中ハーフ探偵の野田(妻夫木聡)。
しかし、犯人の大体の予想がついたところで、大会に飽きたと言い、途中で日本に帰国してしまいました。
ただ、2作目のラストシーンで野田が再登場。野田から唐仁に、日本で難事件が起こっていると電話があります。唐仁と秦风は、中国に帰国しようとしていたところでしたが、急遽日本に行き先を変更。これ以上、アホな唐仁に付き合いたくない秦风は「もうやだー」と叫ぶ、というところで2作目が終了しました。
東京が舞台の3作目は、妻夫木聡、長澤まさみ、染谷将太、浅野忠信ら日本の俳優陣も出演するということで、楽しみです!
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