北インド音楽をルーツに持つ大学生 アメリカインディーポップス界の新星EASHA

世界の音楽
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EASHAの”Two Dimensions”。

印象的な声のルーツ

声が圧倒的に私好み。音と音の繋ぎ目がすごく滑らか。この曲は、たくさん音の跳躍があるけれども、軽々と歌いのけてしまっているのがすごい。「I(アイ)」という単語を言うのに、こんなに尺を取るかね。でもそこがこの曲の一番の聴きどころ。この「I」が、最近ずっと脳内を駆け巡って離れない。

アメリカ、ニュージャージ州を拠点に活動するEASHAですが、母親が子供向けの北インド音楽教室の先生で、EASHA自身も母親からそこでインドの伝統音楽を学んだそう。そんな北インド音楽の発声方法が、EASHAの印象に残る歌声につながっているというわけです。北インドの音楽を歌ってるのも、聴いてみたい。

ジャンルに対する考え

インタビュー記事を読みました。まずはアコースティックで制作することを重視しつつも、ポップとソウルなサウンドを組み合わせたい。ジャンルっていう概念はもう最近だと死んでて、色んな人が私をどこかのジャンルに当てはめようとしたけど、私はただ、いい曲を書くだけ。

そんな趣旨でした。潔くて、かっこいい。

Tik Tok・インスタでの活躍

EASHAが注目を集めるきっかけとなったのが、”Dying Is a Beautiful Thing to Do”というデビューシングルのTik TokとInstagramでの動画。多分この動画、なのかな!?執筆現在、402万回再生。

 
 
 
 
 
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“Dying Is a Beautiful Thing to Do”(死ぬことは美しいこと)というエキセントリックな題名だけど、歌詞の中では”Dying Is a beautiful thing to do by your side”(あなたの側で死ぬことは美しいこと)という言葉として現れていて、ああラブソングかと一応ホッとする。

インスタのプロフィールの”welcome to this world of manufactured melancholy, I think you’ll like it here”(製造された憂鬱の世界へようこそ、きっとあなたも気にいると思う)というメッセージが。確かに彼女の歌詞には儚さ、現実からの逃避欲求みたいなものが垣間見れる気がする。

EASHAは、2022年現在スタンフォード大学でビジネスを学ぶ大学生。学業と音楽活動を両立して頑張るEASHA。まだまだ楽曲が少ないけど、ずっと彼女の声を聞いていたい。

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